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寝坊できない朝のアラーム対策は、前の晩に「アラームが音を出せる状態か」を順番に確かめ、別の端末に予備のアラームをもうひとつかけておくことに尽きます。アラームが鳴らない原因の多くは故障ではなく、音量や集中モード、イヤホンの接続、Androidのバッテリー設定、曜日の設定といった、前の晩には目に見えない設定です。
確かめる項目は多くありません。10分もあれば終わります。大学入学共通テストや入試、就職の面接、早朝の飛行機や始発の新幹線に乗る日の前夜に、以下の順で見ていってください。
なぜ大事な朝ほど不安になるのか
寝坊してもちょっと困るだけの朝と、取り返しのつかない朝があります。試験会場に間に合わない、面接に遅れる、飛行機に乗り遅れる。そういう日の前夜は、アラームをかけたあとも何度もスマホを開いて確かめてしまい、そのせいで余計に眠れなくなりがちです。
その不安には理由があります。アラームが失敗するとき、たいていスマホは壊れていません。音を出すのを止める設定がどこかに残っていて、その設定は前の晩には何のサインも出さないのです。画面の上では、アラームはただ「オン」になっています。逆に言えば、見る場所さえ知っていれば、前夜のうちに不安の大部分を消せます。
アラームが実際に使う音量を確かめる
アラームをきちんと設定しても、音量のスライダーが思っているものと違うせいで聞こえないことがあります。
iPhoneでは、音楽や動画の音量と、着信音・通知音の音量が別々です。「設定」から「サウンドと触覚」を開き、「着信音と通知音」のスライダーを十分に上げておきます。iOSのバージョンによっては「アラームとタイマー」という項目でアラームの音量を別に決められるので、その場合はそちらも見てください。ちなみに、iPhoneの「時計」アプリのアラームは、サイレントモードにしていても鳴ります。問題になるのはスイッチではなくスライダーです。
Androidは、アラームの音量がメディアや着信とは独立した項目になっています。音量の設定画面で、メディアではなく「アラーム」の音量を上げておきましょう。設定画面の名称は機種によって違います。
今夜オンになる集中モードを読む
以前に一度設定した「睡眠」の集中モードやおやすみモードが、忘れたころの予定どおりに毎晩オンになっていることがあります。標準の時計アプリのアラームはこうしたモードの中でも鳴るように作られていますが、別のアラームアプリを使っている場合は、そのアプリが通知を許可されていないと音が抑えられることがあります。
iPhoneなら「設定」の「集中モード」から、今夜の予定と、通知を許可しているアプリの一覧を見ておきます。
音の出どころをスマホに戻す
AirPodsやBluetoothスピーカーがつながったままだと、アラームがスマホのスピーカーではなくそちらから鳴ることがあります。大事な朝に、枕元のケースの中でアラームが鳴っているのはいちばん避けたい失敗です。寝る前にイヤホンとスピーカーの接続を切り、音がスマホから出る状態にしておきましょう。
Androidはバッテリー最適化から外す
Galaxy、Xperia、AQUOS、Pixelなど、Androidの機種によっては、電池を長持ちさせるために夜の間アプリの動作を止める仕組みがあります。システムのアップデート直後に設定が戻ることもあります。時計アプリ以外のアラームアプリを使うなら、そのアプリをバッテリー最適化の対象から外し、「制限なし」などの状態にしておくと、寝ている間にアプリが止められにくくなります。項目の名前は機種によって違うので、設定の検索で「バッテリー」や「最適化」と入れると見つけやすくなります。
当たり前の2つをもう一度見る
時刻だけでなく、曜日を確認します。今日だけの一回きりのアラームや、明日の曜日が入っていない繰り返しアラームは、オンのまま鳴りません。試験が土曜日なのに、繰り返しが平日だけになっていた、というのはよくある話です。
それから、アラームの時刻を声に出して一度読んでみてください。午前か午後かまで。12時間表示のまま設定していると、「午後5時」にかけていたという取り違えが起こります。
予備のアラームは別の端末に
寝坊が許されない日は、スマホ1台に任せないのがいちばん確実です。別のスマホやタブレット、スマートスピーカー、あるいは昔ながらの目覚まし時計に、数分ずらしてもうひとつアラームをかけます。同じスマホに2つかけても、音量やイヤホンの問題は2つとも同じように受けてしまいます。別の端末なら、同じ失敗を共有しません。
家族と暮らしているなら、その朝だけ声をかけてもらうよう頼んでおくのも、同じ理由で効果的です。早朝のフライトなら、空港までの移動時間から逆算して、起きる時刻に余裕を持たせておきましょう。
スヌーズに頼らない
大事な朝ほど、スヌーズは切っておくほうが安全です。「あと1回」のつもりが何度も重なり、気づいたら出発の時刻、ということになりがちだからです。どうしても不安なら、スヌーズを頼りにするのではなく、予備のアラームを数分後にもうひとつかけておきましょう。止めたあとに寝直してしまう心配がある人は、計算やシェイクで止める起床ミッションを使うのもひとつの方法です。
アプリに任せられること、任せられないこと
Snoraは、こうした見えない設定の一部を前の晩に知らせるアラームアプリです。通知の許可や、Androidのバッテリー最適化・正確なアラームの許可のうち、アラームを妨げそうなものがあればホーム画面に一行で表示し、タップするとその設定が開きます。音量や集中モード、Bluetoothの接続先は読み取れないので、上の順番で確かめてください。アラームとこの確認は無料で、アカウントも要りません。
大事な朝を控えているなら、今夜このリストを一度たどり、予備のアラームをひとつかけて、あとは眠ってください。
よくある質問
サイレントモードで寝ると、試験の日のアラームは鳴りませんか?
iPhoneの「時計」アプリのアラームは、サイレントモードにしていても鳴ります。音の大きさを左右するのはスイッチではなく音量のスライダーなので、寝る前に「設定」の「サウンドと触覚」で、アラームに使われる音量を上げておいてください。Androidでは、音量の設定にある「アラーム」の音量を確かめます。
大事な朝はアラームをいくつかければいいですか?
数よりも、かける場所が大切です。同じスマホにいくつかけても、音量やイヤホンの問題は全部に同じように影響します。メインのスマホに1つ、別の端末や目覚まし時計に数分ずらしてもう1つ、という組み合わせのほうが確実です。
早朝のフライトの日、何時にアラームをかければいいですか?
出発時刻から逆算して、空港までの移動時間、チェックインや保安検査にかかる時間を見込み、さらに余裕を足した時刻にかけます。航空会社が案内している搭乗手続きの締め切り時刻も前日に確認しておきましょう。寝坊したときの立て直しが難しい日なので、予備のアラームも忘れずに。
Androidのアラームが夜中に止まることはありますか?
あります。機種によっては、電池を長持ちさせる仕組みが夜の間アプリの動作を止め、アラームアプリが動けなくなることがあります。時計アプリ以外のアラームアプリを使う場合は、そのアプリをバッテリー最適化の対象から外しておいてください。システムのアップデート後に設定が戻ることもあるので、大事な朝の前は確認し直すと安心です。