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何か月も問題なく使っていたアラームが、ある朝だけ鳴らなかった。前の晩に何かを変えた覚えもない。Androidでこれが起きたとき、原因としていちばん多いのはバッテリーの省電力設定です。とくにOSのアップデートや再起動のあとに起きやすくなります。
やることは一つで、使っているアラームアプリを省電力の対象から外すことです。ただ、その設定の名前と場所がメーカーごとに違うので、迷いやすい。この記事ではGalaxy、Xperia、AQUOS、Pixelの順に、見直す場所を並べます。最後に、どの機種でも共通の音量とマナーモードの確認もまとめました。
なぜ省電力設定がアラームを止めるのか
Androidには、しばらく使っていないアプリを休ませて電池を長持ちさせる仕組みが組み込まれています。そこにメーカーが独自の省電力機能を重ねています。この二重の仕組みが夜のあいだに「このアプリは今は動かなくていい」と判断すると、アラームアプリはバックグラウンドで止められます。アプリの画面ではアラームはオンのまま。止められたことは、どこにも表示されません。
アップデートのあとに起きやすいのは、省電力の設定が初期の状態に戻ることがあるからです。以前に制限の対象から外したアプリが、更新で元の扱いに戻ってしまう。昨日まで鳴っていたアラームが急に鳴らなくなったら、まずここを疑ってください。
なお、端末に最初から入っている時計アプリは止められにくい扱いになっていることが多く、問題が出やすいのはほかのアラームアプリです。
Galaxyの場合
Galaxyでは「設定」から「バッテリー」(機種によっては「バッテリーとデバイスケア」)を開き、「バックグラウンドでの使用を制限」に進みます(OSのバージョンによって表記が少し違います)。ここにあるスリープやディープスリープのアプリの一覧に、アラームアプリが入っていないかを確かめてください。入っていたら外し、スリープにしないアプリの一覧(「自動的にスリープにしないアプリ」など)に追加します。ディープスリープ状態のアプリは、自分で開いたときにしか動きません。
あわせて「設定」の「アプリ」からアラームアプリを選び、「バッテリー」を「制限なし」にしておきます。
Galaxyの時計アプリには、確かめておきたい項目がもう二つあります。時計アプリの右上のメニューから「設定」を開き、「システムサウンドがOFFのときにアラームを消音」がオンなら、マナーモードやサイレントのときにアラームが鳴りません(機種によって名前が少し違います)。また、アラームの「祝日を除く」がオンだと、祝日には鳴りません。振替休日に出勤や登校がある人は気をつけてください。Samsungは、「通知をミュート」がオンになっていないかも確認項目に挙げています。
Xperiaの場合
Xperiaには「STAMINAモード」という省電力機能があります。オンにすると、指定したアプリの待機中の動作を制限してバッテリーを持たせます。「設定」の「バッテリー」からSTAMINAモードを開き、アラームアプリが制限の対象に入っていないかを確かめてください。一時的にSTAMINAモードをオフにして鳴るかを試すと、原因の切り分けにもなります。
そのうえで、「設定」の「アプリ」からアラームアプリを選び、バッテリーの項目を「制限なし」にします。
AQUOSの場合
AQUOSには「長エネスイッチ」という省電力機能があり、電池残量が減ったときに自動でオンになるよう設定できる機種もあります。どの機能を制限するかは「長エネスイッチ詳細設定」で決められるので、アラームに関わる動作が制限されていないか見ておきましょう。「自動調整バッテリー」がオンの機種では、使う頻度の低いアプリの電池使用が抑えられます。アラームアプリは設定したあとはほとんど開かないアプリなので、対象から外すか、アプリのバッテリー設定を「制限なし」にしておくのが安心です。
Pixelの場合
Pixelでは「設定」から「アプリ」を開き、アラームアプリを選んで「アプリのバッテリー使用量」を「制限なし」にします。選択肢は「制限なし」「最適化」「制限」の三つで、初期状態の「最適化」でも多くのアプリは問題なく動きますが、大事な朝が続く時期は「制限なし」にしておくと余計な心配がありません。「自動調整バッテリー」は、使う頻度の低いアプリの電池使用を抑える機能です。
ほかのアラームアプリを使う場合は、「設定」の「アプリ」にある「特別なアプリアクセス」から「アラームとリマインダー」を開き、そのアプリが許可されているかも見てください。これがオフだと、決めた時刻ちょうどにアラームを鳴らせないことがあります。
どの機種でも、アラームの音量は別に動く
Androidでは、メディアの音量、着信音の音量、アラームの音量がそれぞれ別のスライダーです。動画の音を上げていても、アラームの音量が下がっていれば、アプリが正しく動いていても聞こえません。「設定」の「音とバイブレーション」(Galaxyなら「サウンドとバイブ」、Xperiaなら「音設定」など)から、アラームの音量を確かめてください。
マナーモードやサイレントモードは、ふつうアラームを止めません。ただし、すべての音を消すモードや、自分で作ったルールで例外を外している場合は別です。
止められたことは、どこにも表示されない
省電力設定がアラームアプリを止めても、前の晩にそれを知らせてくれるものはありません。アラームはオンと表示されたままで、止められたことが分かるのは鳴らなかった朝です。
Snoraは、ここを前の晩に見えるようにするために作りました。アラームを設定すると、Snoraが読み取れるAndroidの設定(通知の許可、バッテリー最適化、正確なアラームの許可)を確かめ、どれかがアラームを止めそうならホーム画面に一行で知らせます。その一行をタップすると、該当する設定が開きます。メーカー独自の省電力機能や音量は読み取れないので、上の手順もあわせて確かめてください。アラームとこの確認は無料で、アカウントも要りません。
どのアプリを使っていても、対処は同じです。アラームアプリを省電力の対象から外し、アラームの音量を上げる。今夜一度やって、次のアップデートのあとにもう一度確かめてください。
よくある質問
Androidのアップデート後にアラームが鳴らなくなったのはなぜですか?
アップデートで省電力の設定が初期の状態に戻り、以前に外しておいたアラームアプリが、また制限の対象になっていることが多いです。Galaxyなら「バックグラウンドでの使用を制限」、Pixelなら「アプリのバッテリー使用量」で、アラームアプリをもう一度「制限なし」にしてください。
Galaxyでアラームが鳴らないときはどこを見ればいいですか?
まず「設定」の「バッテリー」から「バックグラウンドでの使用を制限」を開き、アラームアプリがスリープやディープスリープの一覧に入っていないか確かめます。次に時計アプリの設定で、マナーモードのときにアラームを消音する項目がオンになっていないか、アラームの「祝日を除く」がオンになっていないかを見てください。
マナーモードにするとAndroidのアラームは鳴りませんか?
多くの機種では、マナーモードやサイレントモードにしてもアラームは鳴ります。ただしGalaxyの時計アプリには、システムサウンドがオフのときにアラームを消音する設定があり、これがオンだと鳴りません。すべての音を消すモードを使っている場合も、例外にアラームが入っているかを確かめてください。
アラームアプリが夜中に止まらないようにするにはどうすればいいですか?
アプリのバッテリー設定を「制限なし」にし、メーカー独自の省電力機能(Galaxyのスリープ、XperiaのSTAMINAモード、AQUOSの長エネスイッチなど)の対象から外します。OSのアップデートのあとに設定が戻ることがあるので、更新のたびに確かめ直してください。