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アラームで起きられない人がまず言われるのは、もっと大きな音にしなさい、ということです。スマホを部屋の反対側に置く、アラームを5分おきに五つ並べる。しばらくはうまくいきます。うまくいかない朝が来るまでは。
眠りが深い人向けの話でよく抜け落ちているのは、寝坊した朝の多くは、音が小さすぎたのではなく、アラームが一度も鳴っていなかったということです。そして、鳴っていた朝の多くは、聞こえなかったのではなく、止めた記憶がないまま止めていた朝です。音量の問題ではないので、大きな音のアラームでは直りません。
大きな音が効くのは、音が鳴ってから
スマホは、音量を最大にしていても、朝に一度も音を出さないことがあります。iPhoneのアラームの音量は音楽の音量とは別で、「設定」の「サウンドと触覚」の着信音の音量についています。集中モードがほかのアラームアプリの音を保留することもあります。AirPodsやBluetoothスピーカーに音が流れることもある。Androidでは、メーカーの省電力機能がアップデートのあとにアラームアプリを止めることがあります。どれも音量の問題ではないので、もっと大きな音のアラームに替えても直りません。
ですから、最初の問いは「どれだけ大きいか」ではなく「本当に鳴るか」です。そしてその答えは、寝る前にアラームを見ても分かりません。
鳴っているのに起きられないときに起きていること
アラームは鳴っている。それでも起きられない、あるいは止めたことを覚えていない。そういう朝があるなら、目が覚めた直後の頭の状態が関わっています。
米国のSleep Foundationによると、目が覚めた直後のぼんやりした状態(睡眠慣性)は、ふつう15分から60分ほど続くとされています。この時間帯は判断が鈍く、半分眠ったまま手を伸ばしてアラームを止め、そのまま眠り直してしまうことが起こります。眠りが深いと感じている人の中には、音に気づかないのではなく、この状態で止めてしまっている人もいます。
睡眠が足りていないと、朝はさらに起きにくくなります。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、成人の睡眠時間として6時間以上を目安にしています。毎晩それより短い日が続いているなら、アラームの工夫だけで解決しようとしないほうがいいかもしれません。
眠りが深い人に効きやすい工夫
音が鳴ることを確かめたうえで、次のような工夫を組み合わせると、止めてそのまま寝てしまうことが減ります。
スマホを、起き上がらないと届かない場所に置く。 枕元に置くと、半分眠ったまま止められます。部屋の机の上など、布団から出ないと手が届かない場所に置いてください。ただし、聞こえないほど遠くには置かないこと。
止める前に、少し頭を使う。 アラームを止めるのに、簡単な計算や、表示されたパターンの再現、順番どおりの数字のタップを挟む方法があります。半分眠ったままでは解けないので、止めたときにはある程度目が覚めています。
いきなり大きな音より、だんだん大きくなる音。 突然の大音量は、驚いて反射的に止めてしまいがちです。小さく始まって少しずつ大きくなる音のほうが、自分で起きる感覚に近くなります。
詳しくは:やさしく起こすアラーム
毎日同じ時刻に起きる。 平日と休日で起きる時刻が大きく違うと、月曜の朝がいちばんつらくなります。休日も平日に近い時刻に起きると、起きる時刻のリズムを保ちやすくなります。
詳しくは:毎日同じ時間に起きるべき理由
スヌーズに頼りすぎない。 スヌーズを何度も押すと、起きる時刻が少しずつ後ろにずれ、最後は慌てて飛び起きることになります。
詳しくは:スヌーズ・二度寝をやめる方法
最初に確かめるのは、鳴るかどうか
ここまでの工夫は、どれもアラームが鳴ってからの話です。その前に、アラームが本当に鳴る状態かを確かめることが先になります。
Snoraは、この「本当に鳴るか」の一部を前の晩に見えるようにするアラームアプリです。アラームを設定すると、通知の許可と、Androidではバッテリー最適化と正確なアラームの許可を確かめ、アラームを止めそうなものがあればホーム画面に一行で知らせます。音量、集中モード、音の出力先は読み取れないので、ご自身で確かめてください。鳴ったあとのためには、5種類の起床ミッション(長押し・計算・数字タップ・パターン再現・シェイク)、やさしく起こす機能、アラームごとに回数の上限を決められるスヌーズがあり、どれも無料でアカウントも要りません。Snora Plusでは、アラームの時刻にSnoramonが電話をかけてきて話しかけます。眠りが深いこと自体を変えるものではありません。
ストアでいちばん大きな音のアラームを試しても寝坊したなら、原因はおそらく音の大きさではありません。今夜、アラームが鳴る状態かどうかを確かめるところから始めてみてください。
よくある質問
眠りが深い人に向いているアラームはどれですか?
いちばん大きな音のアラームより、確実に鳴る状態を前の晩に確かめられるアラームが向いています。音量は音が鳴ってから初めて意味を持つからです。そのうえで、スマホを起き上がらないと届かない場所に置き、止める前に簡単なタスクを挟むアラームを組み合わせると、止めて二度寝することが減ります。
アラームを止めた記憶がないのはなぜですか?
目覚めた直後は頭が十分に働いていない時間があり、Sleep Foundationによるとふつう15分から60分ほど続くとされています。その間に手を伸ばしてアラームを止め、眠り直すと、止めたことを覚えていないことがあります。スマホを手の届かない場所に置くと起こりにくくなります。
最大音量でもアラームで起きられないのはなぜですか?
最大にしたのが音楽の音量で、アラームが使う音量ではなかった可能性があります。iPhoneではアラームの音量は着信音の音量についていて、Androidではアラームの音量が独立しています。音がイヤホンへ流れている、Androidの省電力機能がアプリを止めている、といった場合も、音量を上げても直りません。
眠りが深い人が朝起きやすくなる方法はありますか?
スマホを布団から出ないと届かない場所に置く、だんだん大きくなる音を使う、休日も平日に近い時刻に起きる、といった工夫が役に立ちます。睡眠時間そのものが足りていない場合は、厚生労働省の睡眠ガイドが成人の目安とする6時間以上を確保することも考えてください。